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一日葬とは?~費用やお布施、流れ、家族葬との違いについて~

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通夜と葬儀・告別式と少なくとも2日間かけて行うお葬式を半分の日数で行う一日葬。時間に余裕がない遺族などに選ばれているほか、最近では新型コロナウイルス感染予防のために一日葬を選ぶ方もいるようです。今回は一日葬の費用や流れ、家族葬との違いなどについてご説明します。




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一日葬とは


一日葬とは、通夜を行わず葬儀・告別式と火葬のみを一日で行う葬儀です。ワンデーセレモニーと呼ばれることもあります。


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一日葬の費用


一日葬の費用は、参列者の人数や葬儀の規模などによっても異なるため一概には言えませんが、一般葬や家族葬と比較して、一般的に低く設定されています。


一日葬とはいえ、葬儀・告別式はきちんと執り行われますので、シンプルに、費用をおさえながらも故人をきちんと送りたいという方に向いていると言えるでしょう。


ただし、ご遺体の搬送や、祭壇、棺など葬祭用具と、一日葬も一般葬や家族葬とほぼ同様の準備が必要ですので、日数が半分だから費用も半分になるというわけではありません。


葬儀社各社の一日葬のプランを比べてみても、30万円〜40万円くらいのプランが多いようです。


なお、同じ一日葬のプランであっても、葬儀社によってその金額に含まれているサービスは異なります。一日葬のプランを選ぶ際には金額だけでなく、内容もきちんと確認した上で希望に合ったものを選びましょう。


また、既存の一日葬プランに、喪主や遺族が希望するサービスが不足していると感じた時には、オプションなどで対応できるか、葬儀社に相談してみることをおすすめします。葬儀社によっては、既存の一日葬プランをもとに希望に合わせてオーダーメイドの一日葬を用意してくれます。


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どういう時に選ばれる?一日葬のメリット


1日で葬儀・告別式から火葬まで行える一日葬は、忙しくて、なかなか時間のとれない喪主や遺族から選ばれるケースが多いようです。


また、親族に高齢者が多い場合、参列の負担を減らすため一日葬を希望する方もいます。通夜があれば一泊しなければならなかった遠方の親族も、日帰りでの参列が可能となると宿泊の負担がなくなります。


最近では新型コロナウイルス感染予防のため、参列者同士が接する時間の少ない一日葬が選ばれることもあります。



一日葬の注意点。菩提寺には早めに連絡


仏式をはじめ神道、キリスト教と、一般的な宗旨・宗派のお葬式で一日葬を選ぶことは可能です。ただし、通夜を行わないことは本来のお葬式ではないという意見のお寺もあるかもしれません。菩提寺がある場合には、一日葬で行いたい旨を早い段階でお伝えしておきましょう。


また、菩提寺がない場合や、菩提寺があっても遠方で葬儀をお願いできない場合には、葬儀社からお寺を紹介してもらえることもありますので、相談しましょう。この時、故人の宗旨・宗派をあらかじめ調べてから相談するとスムーズです。



一日葬のお布施


一日葬も葬儀をお坊さんにお願いする場合、お布施は必要です。また、お布施はお寺との関係によるもので額に決まりはありませんので、一日葬だからお布施が少額というわけではありません。


しかし、葬儀社などにお坊さんを紹介してもらう場合などでは、一日葬の方が家族葬と比較して通夜がない分お布施の額も多少、少ないようです。



一日葬の式場


一日葬は通常の葬儀会館や斎場、セレモニーホールで行います。一日葬専用の式場があるわけではありません。


また、一日葬なのでお通夜はありませんが、夜間もご遺体と一緒に過ごせる宿泊設備の整った安置施設を利用することで、故人との最後の夜を遺族だけでゆっくりと過ごすケースもあります。



臨終から一日葬、初七日までの流れ


臨終から一日葬までの全体の流れは、逝去の後、ご遺体の搬送、安置、納棺までは一般的なお葬式とほぼ変わりはありません。


その後、通夜がなく、葬儀・告別式、火葬、初七日と続きます。


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一日葬の葬儀・告別式の流れ


一日葬の葬儀・告別式は、次のような順序で執り行われます。地域や宗旨・宗派によっても違いがあります。

*ここでは仏式の一日葬で、葬儀の後に火葬をする「後火葬」の流れでご説明します。



一日葬の葬儀・告別式の流れ


1,着席
2,導師入場、開式
3,読経、引導
4,弔辞、弔電の奉読
5,焼香
6,導師退場
7,出棺の準備
8,お花入れ・お別れの儀
9,喪主の挨拶
10,出棺




1,着席


葬儀の始まる10分くらい前になると、葬儀社のスタッフから案内があります。着席して導師の入場を待ちます。



2,導師入場、開式


準備が整うと、導師入場の案内がありますので、合掌でお迎えします。



3,読経、引導


葬儀では導師が読経し、引導を渡して死者の魂を浄土へと導きます。宗派によっても違いがあります。



4,弔辞、弔電の奉読


故人と関係の深い人が弔辞を述べ、寄せられた弔電を葬儀社の担当者や司会が奉読、紹介します。


遺族は弔辞を述べる人をあらかじめ決め、依頼しておく必要があります。また弔電が多数届いている場合は、奉読する弔電を選んだり、紹介する順番を決めて葬儀担当者に伝えます。


なお、一日葬の場合、参列者の人数や喪主の意向によって、弔辞や弔電の奉読が行われない場合もあります。



5,焼香


喪主、遺族、親族の順に焼香をします。焼香の作法は宗派によっても異なりますが、事前に葬儀社からアナウンスがある場合は、その指示に従いましょう。



6,導師退場


焼香が終わると、導師が退場し、葬儀・告別式は閉式となります。



7,出棺の準備


出棺の前には、棺を式場の中央に移動するなど準備が必要なため、遺族や参列者は一時的に部屋の外に出て待機します。



8,お花入れ・お別れの儀


棺のふたを開け、故人の周りに花を入れていきます。故人の愛用の品などを入れ、棺にふたをします。



9,喪主の挨拶


喪主、または遺族の代表者が挨拶をします。故人に代わって生前の親交や葬儀への参列に感謝の意を伝えます。



10,出棺


棺を式場から移動し、霊柩車へ乗せて火葬場に向けて出発します。



一日葬と家族葬の違い


親族や、故人と親しかった人たちで送る家族葬が、ある意味、参列者の数や葬儀の規模によってほかの葬儀と区別されるのに対し、一日葬は「2日間かけて行うお葬式(通夜、葬儀・告別式)を1日で行う」という、時間の短さが特徴です。



通夜がない分、日数が短い


家族葬では通夜を行うのに対し、一日葬では通夜は行いません。葬儀・告別式と火葬を行います。



参列者


一般的に、家族葬では遺族や親族、そして故人と親しかった友人など、近親者が参列します。一方、一日葬では参列者については近親者に限らず、職場の関係者や近所の方などさまざまな人が参列します。


ただし、最近では一日葬でも家族葬と同様、参列者は喪主や遺族をはじめ、故人と親しかった人たちが中心となるケースも多いようです。


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まとめ


通夜のない一日葬も、葬儀・告別式については家族葬と変わりはありません。


しかし、古くから行われてきた通夜には通夜の意味や役割があります。一日葬と家族葬のどちらを選ぶか、もしもの時には遺族同士で話し合い、また菩提寺の意見も確認した上で決めると良いでしょう。


一日葬で分からないことがある場合には、葬儀社に確認しましょう。また万一の備えとして、あらかじめ事前相談を行っておくと、もしもの時も安心です。


葬儀に関する不安や疑問は日本家族葬協会へ。事前相談がおすすめです。




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